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水中写真家、古見きゅうさんがMDX-7Dで撮影!

写真家、古見きゅうさんにCanon EOS 7D用ハウジグ、MDX-7Dで撮影していただきました。

MDX-PRO 5D MarkIIと並び、現在のメイン機となったMDX-7Dは、ツヤ消し黒塗りのボディが渋い。まず何と言っても見た目がかっこいいのだ。そして、魚が色を判断しているのかどうかは定かではないが、水中で目立たない黒ボディのお陰で、どことなく臆病な彼らにも警戒されにくいような気がする。「それは気のせいだ!」と思われてしまいそうだが、一個人の感想としてこれはこれで良しとしてもらいたい。(撮影地は全てモルディブ)


僕は数多いる魚の中でもカエルウオの仲間がいちばん好き。国内外問わずどこの海に行っても、必ずカエルウオを探してしまう。あの愛くるしい表情や、ちょこちょこと動くコミカルな仕草がたまらなく可愛くて、思わす抱きしめたくなるのだが、抱きしめようとすると逃げられる、、、。
そんな淡い片想いを胸に 抱きつつ、いつも彼らと向き合っている。
体長わずか数センチのカエルウオたちの目には、僕らダイバーは相当の巨人に映っていることだろう。 彼らのあのかわいい仕草を写し撮るには、極力プレッシャーを与えないということが、いちばん重要になってくるのだと思う。そのために僕は撮影機材も極力コンパクトなものを好んで使用する。
写真はカエルウオの幼魚と成魚が小さな岩上で並んだ瞬間。同じ方向を見つめながら、しばしこの場所でじーっとしてくれていた。彼らはきっとここで何かを 語り合っている(と思いたい)。そんな2人の静かな時間に、ボコボコと泡を吐きながらデッカい生き物が近寄ってきたら、きっと驚いてしまうはず。そんな時に、色もあまり目立たない、コンパクトなハウジングが有効なのである。MDX-7Dはグリップからボディまでが近く、手に馴染む大きさ。動画機能も含めて、主要な機能はほぼ全て右手だけで操作で
きる。小さな生き物撮影にはかなり有効なハウジングだと思う。

水中写真家、古見きゅうさんがMDX-7Dで撮影!

とあるダイビング中に目に入った光景。大きなシャコガイの上にカエルウオが乗っている、、、。これはまたとないチャンス。
でもアプローチに失敗すると、 シャコガイはバクッと貝を閉じてしまう。そうなると間違いなくカエルウオも逃げてしまう。少しずつ慎重に接近して一枚一枚大切にシャッターを切っていった。 こういったシチュエーションではEOS-7Dの威力が存分に発揮される。APS-Cカメラの特性上、レンズの画角は1.6倍となる。したがって、より遠くから被写体を大きく写し撮ることができるわけだ。この特性を好まない人もいるとは思うのだが、割り切って考えてみればかなり有効な使い道が見えてくるはず。

水中写真家、古見きゅうさんがMDX-7Dで撮影!

ベラの婚姻色は本当に美しい。いつ見ても、うっとりしてしまうほど美しい。オスのベラが一生懸命にその身体を輝かせて、メスに自分をアピールし、 甘い魅惑のダンスを披露し虜にしていく。
だが、その瞬間を撮影するとなるとそんなに甘いものではない。そう、彼らはそんな人間には決して優しくはない。
まぁ確かに、取り込み中に邪魔をされたくないベラの気持ちもよくわかる。普段から泳ぎ回るベラの仲間は、撮影し難い被写体であるが、これが求愛時となると、普段の3割り増しのスピードを見せる。しかも直線的に泳がず、クイっクイっと方向を変えながら泳ぐので、非常に頭が痛い。
マニュアルフォーカスで撮ろうとすると、泳ぎながら高速に左手を動かすはめになり、ピンぼけの写真が量産されがち。ここは思い切ってオートフォーカスを 試してみようと思いたち、オートで彼らの姿を追っていくと、意外や意外。スイスイとピントが合っていく。昔からの癖でついついマニュアルだけで撮ってしまう癖があるのだが、これほどのオートフォーカスの精度があれば十二分に使える。これからはシチュエーションに併せて、オートフォーカスとマニュアルフォーカスを 使い分けていくことだろう。ちなみに僕はカスタムファンクションで、親指でオートフォーカスを行
えるように設定している。

水中写真家、古見きゅうさんがMDX-7Dで撮影!

こちらはタテジマキンチャクダイのポートレート。身体は大きい割に臆病なタテジマキンチャクダイは、なかなか正面からの写真が撮りづらい。しかし、オートフォーカスを利用して狙ってみたら、これまた簡単に撮ることが出来てしまった。オートに頼ってもいい時代がやってきたんだなぁと、心から感心してしまった一枚となった。